シビックテック・ラボの代表理事・市川博之氏による著書
『今日から始める 公務員の地域データ利活用』(公職研)が、2025年6月19日に発売されました。
この本は、データとは何かという基本的な部分から、合意形成をするための⽅法、ダッシュボードの作り⽅まで学べるものになっています。
「なぜやるのか、何のためにやるのか」「どうなったらいいのか、本当に⽬指すべきものが何か」ということを考えて⾏動できるようになってほしいという、作者の熱き思いがつまった一冊です。
公務員をはじめ、地域づくりに関心のあるすべての人に役立つ内容となっています。
現場の声から生まれた、実践知の集大成
シビックテック・ラボでは、これまで150以上の大小さまざまな自治体と関わりながら、「現場で使える」「職員が自ら考え、動き出せる」ことを重視し研修や伴走支援を実施してきました。
その中でデータ活用や、ダッシュボードの作成では、自治体の共通点する課題や傾向が見えてきて、実践的なノウハウが蓄積された、数多くの知見や現場の声をもとに、“実践の経験”から書かれました。
データをどう使い、どう対話し、どう進めていくのか。現実に即したヒントがたくさん詰まっています。
物語から学べる、実践的なデータ利活用

舞台は架空の自治体「未来市」。
若手職員の井上が、住民と向き合いながら、データを使った政策立案に挑戦します。
対話や合意形成の過程を、ストーリー仕立てで描いているため、データ活用のプロセスが自然と理解できます。
本書の構成(全4章)
- 第1章|住民と同じデータを見て解釈する
- データリテラシーの基本や、解釈の違いから始まる対話の重要性を解説。
- 第2章|そもそもデータとは何なのか?
- 定量・定性データの違いやオープンデータの活用など、データの基礎知識を整理。
- 第3章|学ぼう!データを活用した政策立案のプロセス
- 若手職員の奮闘を通じて、政策立案の考え方と進め方をストーリー形式で紹介。
- 第4章|未来市の公共施設のミライ〜実践編
- ビジョン策定から住民との合意形成、ダッシュボードによる成果の可視化まで、実践的な8つのフェーズを解説。
書籍情報
- 書名:今日から始める 公務員の地域データ利活用
- 著者:市川博之(一般社団法人シビックテック・ラボ代表理事)
- 発売日:2025年6月19日
- 出版社:公職研
- 定価:税込 2,420円
- 商品ページ:『今日から始める公務員の地域データ利活用』公職研ページ
自治体向けのDX研修・コンサルティング
シビックテック・ラボは、「地域の人たちがつながり、技術やデザインを自ら使って課題を解決し価値創造する」を目指し、全国で支援を続けています。
データ、デジタル、デザインの力を活かし、研修やコンサルティングにとどまらず、ファシリテーションやワークショップの運営、共創の場づくりなど多様な形で地域に深く関わってきました。
本書の背景にもなっている、自治体向けのDX研修・コンサルティングも事業メニューとしてございます。
詳しい事業内容はこちらのページからご覧いただけます:
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